本ブログではブログタイトルの通り競艇は本命から買うことを推奨している。特に1号艇から買うことをおすすめしたい。
勝てる1号艇をきっちり予想していくことが安定した勝率につながると考えている。
その理由を述べていく。
全国の競艇場で1コースより高い勝率はない
当たり前と言ってしまえばそれまでの話だが、他のどのコースよりも1コースの勝率が高い。
ピット離れで送れない限り1号艇が1コースになるので、本命が1コースの時に買うことが舟券の基本だ。
【全国競艇場のコース別勝率(%)】
集計期間:2016/6~2016/8
1コース:51.0
2コース:16.2
3コース:13.1
4コース:11.9
5コース:6.9
6コース:2.1
*G2以上
1コース:59.2
2コース:12.6
3コース:10.6
4コース:10.8
5コース:7.3
6コース:0.5
私が使っているソフトでの集計だが、ご覧のとおり1コースの勝率は圧倒的だ。
これの流れに無理に逆らって無暗に穴を予想しても的中させることは困難で、仮に何回か的中したとしても収支でマイナスになる可能性の方が高い。
1コースの勝率は他のコースより展開に左右されづらい
競艇は1周1マークで大勢が決まってしまうため、いかに良い展開で1マークを迎えるかが勝敗に影響する。
1コースが不利な展開で代表的なものは1コース自身のスタート遅れ、もしくは2、3コースのスタートが遅れてアウトコースの壁になる艇がなくなる展開(いわゆる中ヘコミ)だ。
2、3コースがスタート遅れると、上図のように1コースとダッシュしてきた4コースとの間に
スペースができるため、4コースの選手はまくりやすくなる
しかし、これはあくまで展開が悪いというだけで勝てないこととイコールではない。
実際のところ、1コースの場合は多少展開が悪かろうとも船足がしっかりしていてターンがしっかりできていればそのまま勝ちきってしまうことの方が多いのだ。
そもそも1コースのスタートが遅れる、あるいは2、3コースが遅れて壁がなくなるといった展開を事前に予想することは困難だ。
そんな起こるかどうかわからないことを考えるよりも、しっかり勝ちきれる要素を持っている本命をしっかり選ぶことに集中した方がいい。それができれば多少1マークで展開が不利になったとしも逃げ切ってくれる事の方が多いはずなのだ。
一方で他のコースは、1マーク展開がいいからといって勝てる要素がそれほど大きく上がるとは言えない。
なぜなら、その展開によってどの艇が抜け出すかというパターンが複数発生するからである。
具体的な例で見ていこう。たとえば中ヘコミで4コースがスタート決めてのまくりを予想したとする。仮に本番レースで予想通りの展開になったとしよう。
①のパターンなら予想通りだ。4コースからまくって1着になる。
しかしまくられる内側が抵抗した場合②のパターンになり、4コースの選手は飛ばされてしまう。
内側の艇はまくられてしまうと自分が上位着順をとれる確率が大幅に減ることが分かっているため、そうそう簡単にまくらせようとはしないのだ。この場合は5コースや6コースが1着になってしまう。
また、場合によっては2.3コースが内側を小回りして抜けてくるパターンも発生する。つまり中ヘコミの展開ひとつとっても1着の選択肢が複数になってしまうのである。
買い目が少ない=初期投資を抑えることができる
前述のように1着の選択肢が複数になるということは、買い目がその分だけ増えるということを意味する。
一方で1コースの勝利を予想した舟券は3連単で最大20点だ(2着5艇×3着4艇)。
例えば先ほどの中ヘコミの展開を予想したとして2.3着を総流しで買う場合、①4コースがまくりきる②内側に抵抗されて5.6コースが差し切る場合の舟券は①20点②40点で計60点になってしまう。
そうなると収支プラスを考えた時に当たった時の配当や的中率のハードルが上がってしまう。
もちろん1コースよりは高配当が望めるだろうが、収支でプラスになるかどうかと問われれば厳しいところだろう。
つまり、1コースからに絞ることで初期投資を抑えることができる。
以上の理由から、舟券は1号艇から買うことをおすすめしたい。
もちろん舟券の買い方については様々な手法があるため私の考え方に賛否両論あるだろうし議論は尽きない。
ただ、舟券をどう買っていいのかわからない、ねらい目が絞れない、最近勝てなくて悩んでいる、といった方はひとつの方法論として参考にしてみてはいかがだろうか。