SGボートレースメモリアルも予選3日目に入った。
遠藤エミが抜けたトップクラスの動きを見せる中、
少しずつ船足の上積みができている選手とそうでない選手の差が
出てきたように思える。
予選も折り返しの3日目。注目した選手は2選手だ。
ターンのスムーズさは好気配の証 魚谷智之
6Rに3号艇で登場した魚谷智之が3コースから鮮やかなまくりざしを決めた。
スタートがほぼそろった状態で1マークを迎えたが
1号艇と2号艇の間をきれいに割って入っている。
引き波を超える出足と狙ったところに船を向けるスムーズさがないとできない。
後半は4着だが、展開が向かなかっただけで船足とは無関係。
準優勝戦でも好枠なら狙いたい選手だ。
まくられても残せる足 井口佳典
もう一人注目したいのが11R1号艇で登場した井口佳典だ。
このレース、井口は2着に敗れたのだが、直まくりをくらっているにもかかわらず
2着に残した船足はむしろ好気配に見えた。
5号艇・菊地にスタートで先行され、もろにマクリを受ける井口。
通常ならイン大敗のケースだ。
しかし、完全に引き波に入ってしまったにもかかわらず
1マークを回った後、内側を差した艇を外から抑え込んで2着を確保している。
船足に力がなければ引き波を超えることはできない。
敗れはしたものの船足自体は決して悪くない。
4日目も注目したい。
予選最終日の得点率争いに波乱はあるか!?
予選も3日が終了し、いよいよ予選最終日に入る。
得点率上位は以下のようになった。
(ボートレース桐生 オフィシャルサイトより)
18位以下の選手を見てみると、気配面でもうひとつといった選手が並んでいる。
現状のままでは逆転は苦しい。ボーダー付近の井口、吉川、石渡、原田の方が船足がしっかりしている。
むしろ上位にいる松井、山崎、瓜生といったビッグネームの気配がいまひとつのためこのあたりと入れ替わる可能性がある。
下位では32位にいる池永に逆転のチャンスがあるか。2走18点と厳しいが明日は1号艇と3号艇。
気配は悪くないだけに1号艇の結果次第では浮上のチャンスありだ。