常滑競艇G1ヤングダービーは予選2日目を迎えた。
初日は台風の影響で水面は大荒れとなったため、正味の気配はわかりづらかった。
天候が落ち着いた今日からが参考になるだろう。
気になる選手をチェックしていく。
エース機のパワーはまだ今ひとつ!? 小坂尚哉
圧倒的な実績を誇る常滑のエース機17号機を手に入れたのが小坂だ。
2連帯率が50%を越える強力機はこの1機のみ。当然注目される。
3Rは3号艇4コースのカドからスタート。船足を見るには絶好のチャンスだ。
このレースを見る限り、それほど出ているとは思えない。
ダッシュからのスタートで多少は伸びているような感じはするがまくりきるまでは行けていない。
本人のコメントもそこまでの感じはなさそうだが、これだけの実績があるエンジンなので伸びしろはあるはずだ。
明日以降の調整も注目したい。
追い上げができる船足は好気配 和田兼輔
今日一番目を引いたのは7Rに登場した和田の追い上げだ。
6コースからのスタートで展開に恵まれず3周目まで4番手の位置を走っていた。
しかし、2・3番手とずっと離れずについていくのである。そして3周2マークで追いついていた。
3周1マークを回った時点ではまだこの位置。しかし、バックストレッチで伸びていく。
3周ともこの動きでずっと2・3番手に離されなかった。
3周2マークでついに先手を取って旋回。結果的に3着まで押し上げる。
3周目まで前に離れずについていくのは、競艇ではなかなか難しい。
逆にそれだけの船足があると見ることができる。明日以降の走りも注目だ。
銘柄級の選手にはご注意を
ヤングダービーのような年齢制限のあるレースで必ず起こるのが出場選手の著しい実力差だ。
今回で言えば、桐生・岡崎・篠崎仁志といったメンバーはSGでも常連の選手で他のメンバーとはそもそも格が違う。
それゆえに、少々の不利な展開や他のメンバーとのエンジン差はテクニックで吹き飛ばしてしまう。
こういった選手はたいした船足でもないのに人気になってしまう上に、
テクニック差があるのでレースでなんとなく良く見えてしまうので注意が必要だ。
偶然好気配の選手と同じレースに当たってしまうとあっけなく敗れるというパターンはよくある。
コメントや過去レースなどはよく確認すべき。あまり出てないようであれば本命で買うのは避けたい。
私が見たところ今のところ3人とも目立った感じはない。
しかし実力は今節では超一流。予選が進むにつれて気配を上げてくる可能性は十分だ。